ICND1を勉強している人でも、意外にSSHまでは実機検証していないんじゃないかと思います。
一番の原因はSSHが設定できるIOSをインストールしてまでやるのが面倒だからじゃないでしょうか。
ですがなんとか頑張って、3620にSSH対応のIOSをインストールして検証してみました。
IOSは「c3620-jk9o3s-mz.122-32.bin」です。
CiscoのFeature Navigatorで検索して、3DESと書かれたIOSだとSSHに対応してると思います。

SSH公開鍵暗号方式を利用して、共通鍵を暗号化します。
そして暗号化した共通鍵を交換して、通信は高速な共通鍵で行うそうです。
このIOSの場合は公開鍵にRSA、共通鍵に3DESを使っているということでしょうね。
ということで以下設定です。

ドメイン名を付けます。
R3(config)#ip domain-name ccna.com

■特権レベル15で定義されたユーザアカウント作成。
R3(config)#username cisco3620 privilege 15 password 0 IBMx3550

■ここからがSSHの設定ですね。
R3(config)#line vty 0 4
R3(config-line)#privilege level 15
R3(config-line)#login local
R3(config-line)#transport input ssh

■ルータのRSA暗号キーペア作成
R3(config)#crypto key generate rsa
The name for the keys will be: R3.ccna.com
Choose the size of the key modulus in the range of 360 to 2048 for your
General Purpose Keys. Choosing a key modulus greater than 512 may take
a few minutes.

How many bits in the modulus [512]:
Generating RSA keys ...
[OK]

SSHのバージョンや有効無効などの確認です。
R3#sh ip ssh
SSH Enabled - version 1.5
Authentication timeout: 120 secs; Authentication retries: 3

teratermからSSHで接続します。


■ここでのパスワードは「IBMx3550」です。