リモートアクセスポリシー

■認証方法の構成は、リモートアクセスサーバー、リモートアクセスクライアント、およびリモートアクセスポリシーで、少なくとも1つの認証方法が共通して使用できるように構成する必要があります。


■適用されるリモートアクセスポリシーの[ダイヤルインの制限]タブで、[サーバーがアイドルになってから、接続が切断されるまでの時間]が有効になっていると、指定された一定時間のあいだにリモートユーザーによる操作が行われない場合は、接続が切断されます。このオプションは、既定では無効になっています。


■複数のリモートアクセスポリシーを構成している場合は、接続拒否に関するトラブルシューティングに非常に時間がかかる可能性があります。できる限り時間をかけずに問題のあるリモートアクセスポリシーを特定するためには、[ルーティングとリモートアクセス]スナップインを使用して、[リモートアクセスのログ]の[ローカルファイル]に対して認証要求のログを記録するように設定します。認証要求のログには、接続試行を拒否または成功するときのリモートアクセスポリシーの名前が含まれており、トラブルシューティングの際に役立ちます。認証要求のログを有効にする手順は、以下のとおりです。

1.[ルーティングとリモートアクセス]→該当するサーバのアイコン→[リモートアクセスのログ]と展開し、[ローカルファイル]を右クリックし、ショートカットメニューから[プロパティ]を選択する

2.[ローカルファイルのプロパティ]ダイアログボックスの[設定]タブで、[認証要求]にチェックを付ける


IASを使用している場合は、既定で認証要求のログがシステムイベントログに記録されます。
また、IASを使用してる場合、リモートアクセスポリシーは、[インターネット認証サービス]スナップインを使用して構成します。しかし、問題文の場合は、[ルーティングとリモートアクセス]スナップインを使用しているので、IASは使用していないと考えられます。