MBSA

Microsoft UpdateやWSUS、MBSA 2.0で構成される新世代のパッチ管理メカニズムでは、Shavlik製のテクノロジから、マイクロソフト・テクノロジに変更・統一されるとともに、パッチ提供情報(Microsoft Updateカタログ)や適用済みパッチの検証(Windows Update Agent:以下WUA)が共通化、統合化された。


■従来のMBSA 1.2.1のスキャンでは、MBSAコンソールがダウンロードしたオフライン・カタログを常に使用していたため、カタログ・データのサイズが大きくなると、ネットワークに大きな負荷がかかってしまっていた。これに対しMBSA 2.0では、スキャン対象となるコンピュータにインストールされたWUAがWSUSサーバ/Microsoft Updateにアクセスしてカタログ情報の差分だけを取得し、スキャン結果をMBSAコンソールに返すように変更された。このためMBSA 2.0では、多数のコンピュータをスキャンする場合でも、ネットワークにかかる負荷はごくわずかで済む。